外付けハードディスクの落下

外付けハードディスクを机の上から落としたり、倒したりするとどうなる?

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ハードディスクの故障には自然発生的なものと人為的なものがある

ここ数年、特に増えているハードディスクの故障のひとつに【USB外付けHDD】を倒してしまった。または落としてしまったというトラブルがあります。
このような人為的な故障の割合は常に一定数は存在しますが、【USB外付けHDD】の容量が増え、また値段を安く手に入れやすくなったことで、所有台数が急激に増えているためにトラブル件数も年々増加しています。

 

一般的に【USB外付けHDD】には小型の2.5インチと大型の3.5インチが主にあります。
2.5インチはタバコのケースの大きさ程。
3.5インチはその2倍以上の面積といった感じです。

 

また2.5インチと3.5インチのUSB外付けハードディスクでは、人為的な障害内容も若干違います。

 

2.5インチのUSB外付けハードディスクは落としやすく、3.5インチのUSB外付けハードディスクは倒しやすいのです。

 

これは大きさや重さ、形状の違いからくるものです。
メーカーやモデルによっても若干の違いはありますが、2.5インチと3.5インチはそれぞれ大体、下記のような感じになります。

HDDの重さ比較

ハードディスクのサイズ 重量
2.5inch ハードディスク 100g
2.5inch外付けハードディスク 200g
3.5inch ハードディスク 400g
3.5inch外付けハードディスク 800g

 

 

2.5インチのUSB外付けハードディスクは小型で軽量のため、持ち運びがしやすいのですが、その分、落としやすいという傾向があります。重さは大きくないので落としたときの衝撃はさほど大きくはありませんが、それでも落とせば壊れる確率は大きくなります。軽量のため、USBケーブルなどを引っ掛けると、そのまま抜けてしまい落としてしまうこともあります。

 

一方、3.5インチのUSB外付けハードディスクは大型で重量もあるため、持ち運ぶケースはほとんどありませんが、置いておいたたら倒してしまったというケースが良くあります。もともと高さがあるため、縦置き使用するケースが多いのですが、3.5インチのUSB外付けハードディスクの場合、始めから倒して置いておくのが正解です。その方が振動や衝撃受けても倒れることもなく、地震があっても安心です。

 

その他にもUSBケーブルやアダプターコードを引っ掛けてしまうケースや何かが当たって倒してしまうことが思いのほかあるからです。始めから倒して置いて、テレビなどの地震対策マットを敷いておけば、さらに安心です。

ハードディスクドライブの故障

ハードディスクは精密機器のため、使用を継続していると数年で故障する可能性も高くなります。弊社への相談件数も3年以上、4年以上経過したものが多く、多くの場合、3,4年も経過すると何らかのトラブルが発生しやすくなります。ハードディスクは他の記録メディアと比較して長期保存に向いていると云われていますが、それでも消耗品として考えておいた方がよいでしょう。

 

上記のように倒してしまうケースや落としてしまい衝撃を受けて壊れしまうことも多く、また埃の侵入に弱く、室内の温度や湿気も要注意です。おおよそ4年以上経つと、経年劣化を起こし、ベアリングの磨耗を引き起こしモーターの故障や、ヘッドの故障、そして記録面の磁性体が劣化しプラッタの障害が発生し読み書き不能となるケースがよくあります。

 

落としたり、倒したりした場合、多くのケースでモーターの軸受けが損傷したり傾いてしまうトラブルが多く見受けられます。最悪、通電中の場合、ヘッドが記録面をスクラッチして、データ復旧ができないケースもあるため要注意です。

軸受のトラブルは人為的なものと経年劣化の2つのケースがある

ハードディスクドライブを構成するモーターには、データを記録するプラッタを回転させる軸に連動しています。この軸にはボールベアリングや流体動圧軸受、流体軸受が使用されています。

 

古いハードディスクではボールベアリングがほとんどですが、近年は流体軸受がメインに使用されています。

 

流体動圧軸受はモーターの軸と軸受の間がオイルが充填されています。オイルシール部は撥油膜で被われており、余程、大きな衝撃を加えない限りは潤滑油は飛散しないのですが、やはり倒したり、強い衝撃が加わると液漏れを起こしやすくなります。

 

この漏れたオイルがプラッタに付着し、乾燥すると記録面からデータの読み込みができなくなるため、厄介です。洗浄作業で落ちるケースもありますが、固着してしまうと洗浄作業だけでは落ちないのでデータ復旧ができなくなります。

 

ボールベアリングや流体動圧軸受、流体軸受といったいずれの軸受の場合でも、長期間にわたる使用継続により摩耗したり劣化してプラッタの回転速度が不安定となりデータの読み書き時にエラーを発生するようになります。予想外に多いのがこの軸受の劣化障害によるハードディスクの故障なのです。

ハードディスクの内部にはモーターが2つあり、どちらも壊れやすい

実はハードディスクには使用されているモーターが2つあります。

 

1つは先ほど紹介した記録面のプラッタを回転させるスピンドルモーター、もう1つはヘッドを動かすスイングアームを駆動するためのシークモーターです。

 

ハードディスクの回転数は形状やモデルで決まっており、主に4,200・5,400・7,200・10,000・15,000rpmなどの回転数があります。
このrpm(アールピーエム)は、英語のrotation per minuteの略で、回転などの周期が1分間に繰り返される回数をあらわしている単位です。回毎分、回転/分 や r/min などとも表記されるケースもありますが、rpmの数値が高い方が高速となり、数値が低い方が低速となります。

 

2.5インチでは4,200rpm・5,400rpmのものが多く、3.5インチに比べてまだまだ低速なものが普及しています。

 

シークモーターにはボイスコイルモーターが用いられており、2枚の磁石の間に配置されたコイルを作動し動作しています。所謂、リニアモーターなわけです。

 

2.5インチと3.5インチのUSB外付けハードディスクを落としたり、倒したりすると軸受やモーターが故障してしまうケースがほとんどです。
そしてその状態で通電を繰り返すと、2次災害が発生しやすく、記録面のプラッタ損傷、スクラッチといった致命的な障害につながる恐れがあります。

 

落としたり、倒したりするケースは少なく、また必ずしも故障するとは限らないのですが、USB外付けハードディスクを落としたり、倒したりした後、認識しない場合には、軸受け、モーターの故障が発生しやすくなるので、無駄な通電と強制終了を繰り返すことなく、一度、弊社データ復旧サービスまでお問い合わせいただければと思います。

 

軸受け、モーターの故障ならほとんどのケースでデータ復旧が可能です。

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