ビデオカメラの故障とトラブル発生!どうしたらいい?

エラーメッセージと障害

SONY(ソニー)製のビデオカメラHandycam(ハンディカム)やパナソニック(Panasonic) やJVCケンウッドのEverio(エブリオ)などが特に人気ですが、その寿命はあなたが思っているよりも、かなり短いと思っていた方が良いでしょう。

ビデオカメラは想像以上に壊れる

ビデオカメラの利用は子供がいる家庭で多く購入され利用されています。入学式や卒業式、運動会やお遊戯会、旅行やクリスマス、お正月の家族団らんと思い出を記録し、動画として残っています。そのためバックアップを取っていないと、子供の成長記録すべてが無くなってしまうというアクシデントに見舞われます。

旦那さんが、何か触っているときに、そのようなアクシデントに会い、しかもデータのバックアップをしていなかったら、奥さんがどれほど怒り、喧嘩になるのか想像も尽かない出来事になることでしょう・・・。

年々、小型化、軽量化、大容量化しているビデオカメラですが、一度、故障やトラブルが発生すると、その損失は膨大なものになります。冷蔵庫など10年以上も使える家電がある一方で、データの読み書きや通電、電源のオンとオフを頻繁に行うデジタル家電は5年も持てば良い方です。

元々、eMMCだけではなく、USBメモリーやSDカード、SSDはデータの長期保存に向いている記録メディアではありません。運、不運もありますが、1年から3年で経年劣化すると考えていた方が良いでしょう。そのため、数か月に1度は定期的にデータのバックアップをUSB外付けHDDに行い、2重、3重にデータを保管しておかないと、後で痛い目に会います。

特に最近のビデオカメラはこの内蔵記録メディアeMMCとUSB規格の2つの問題があります。
フリーダイヤル

eMMC(Embedded Multi Media Card)とは

以前はビデオカメラの記録は本体への場合、2.5インチの内蔵HDDが多かったのですが、現在ではほとんどが【eMMC】となっています。このeMMCはスマートフォンやipadを始めとするタブレットPCなどに幅広い記録メディアとして使用されています。記録方式としてはフラッシュメモリー系なので、USBメモリーやSDカード、SSD(Solid State Drive)などと同じです。

電気的にデータの読み書きを実施します。メリットとしては、衝撃に強く、軽量なので持ち運びに便利といった特徴があります。そのため普段持ち運ぶことが多い、スマートフォンやタブレットPC、ビデオカメラの本体記録メディアとして採用されています。

eMMCのデメリットとは

但し、便利なeMMCにもデメリットがない訳ではありません。eMMCは耐衝撃に強い一方で、電気的なトラブルに非常に弱い傾向があります。ビデオカメラやスマホなどは実はかなり確率で電気的なトラブルが発生します。基盤不良などが原因のケースが多いのですが、一時的でも電気的なトラブルが発生すれば、データは損傷するか、消失します。

ハードディスクなら一部分の損傷があっても、データの復旧は可能なケースが多いのですが、eMMCやUSBメモリーやSDカード、SSDなどのフラッシュメモリー系は、全体的にデータが壊れるケースがほとんどです。

特に動画を撮影しているeMMC内蔵のビデオカメラの場合、動画のほとんどが破損し再生不能になります。
これには、理由があってフラッシュメモリー系はハードディスクと違いに、データを分散書き込みします。特定箇所の使用量を増やさないように記録メディア全体に万遍なく書き込みを実施します。そのためハードディスクのようなデフラグが必要ないと言われているわけです。

また、この分散書き込み機能がデータ復旧に影響すると言われています。ハードディスクであれば、一部の損傷があっても、その他の正常箇所のデータは復元できるケースがあるのですが、分散書き込み機能で分散されるフラッシュメモリーでは、障害が発生する場合もデータ全体に及びます。写真やワード、エクセルでは一部のデータを抽出できるケースもありますが、動画のような大容量データの場合、一部の損傷でもあると正常に動画が再生できなくなります。

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USB接続タイプと規格問題

実はUSBは規格がかなり混在していて厄介な代物です。パソコン側はUSB2.0A MaleやUSB3.0A Maleとなっているため普段は気が付きにくいのですが、パソコン側ではない機器側では、現在5つの規格をもつものがあります。

 

USB規格 主なデジタル家電
USB2.0A Male パソコン側
USB3.0A Male パソコン側
USB2.0B Male USB3.0B Male 3.5inchUSB外付けHDD
USB3.0B Male 3. USB3.0B Male 3.5inchUSB外付けHDD
USB2.0 Micro B ビデオカメラ
USB3.0 Micro B 2.5inchUSB外付けHDD
USB2.0 Mini B ビデオカメラ


ご利用者様の感想

USB2.0 Mini Bは要注意

特に厄介になるのが、ビデオカメラです。そして、ビデオカメラとパソコンを繋ぐUSB規格は「USB2.0 Micro B」と「USB2.0 Mini B」の2種類があります。「USB2.0」までは同じですが、マイクロBとミニBという規格になります。大きさ自体はほぼ変わりません。

このミニBはかなり色々な記録メディアをつなぐ形式として採用されていますが、ビデオカメラの中にはミニBの「USB2.0 Mini B」を採用しているものがあります。普段、撮影だけをしていたり、本体記録よりもSDカードに録画している場合、気が付きにくいのですが、パソコンやUSB接続の外付けハードディスクにデータを保存しようと思った時に、ケーブルを紛失している困ったことになります。

というのも、「USB2.0 Micro B」やその他のケーブルはかなり広範囲の機器で採用されているため、他の機器に付属しているケーブルを代用できるのですが、「USB2.0 Mini B」は採用している機器が少ないため、中々、代替え品が見つからないケースがほとんどです。

しかも、規格としては、「USB2.0 Micro B」に似ており、見た目では良くみないとほとんど分かりません。最悪なのは、ビデオ側の「USB2.0 Mini B」の接続箇所には通常、USBとしか記載がされていません。
見慣れた人にとっては、形状が違うので、「USB2.0 Micro B」と「USB2.0 Mini B」の違いに気が付くのですが、普段、パソコンにあまり触らない人や、そのような規格に詳しくない人は、USBと書いてあるのに、家にあるUSBケーブルとは合わない規格があることに驚くことでしょう。

メーカー側はビデオ本体に正しくUSB規格を表記すべきだと思います。これだけUSB規格が多くなった現在、USBとだけビデオカメラ本体に表記するのは、良心的でないというよりも、ユーザーに対して悪意さえ感じます。

特にSONY(ソニー)製のビデオカメラHandycam(ハンディカム)で、はこの「USB2.0 Micro B」を採用しているケースがほとんどなので特に注意が必要です。

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