データ復旧可能なフォルダ選択について
全てのデータではなく、ある特定のフォルダのみを復旧することは可能ですか?
弊社では軽度障害、中度障害の場合、お客様が希望されるフォルダ単位でのデータ復旧が可能です。但し、幾つかの条件があります。フォルダ単位でデータを復旧するにはハードディスク内のデータフォルダ階層(ディレクトリ構造)が正常な状態の場合にのみ可能です。データフォルダ階層(ディレクトリ構造)はフォルダ階層・ファイル階層のことで通常決められた階層構造になっています。
例えばOSがWINDOWSXPなどではデスクトップにあるデータはシステムドライブ直下にあります。この構造が正常である場合に、フォルダ単位でデータをご指定可能となります。
尚、一つ一つのファイルのみを指定し復旧することは当社では行っておりません。またご指定可能なフォルダはドライブ直下のフォルダとなります。例としてはWindows XPの場合でマイドキュメントをデータ復元する場合にはC:\Documents and Settings\ユーザー名\マイドキュメントという構造になりますので、Documents and Settingsフォルダ下部のユーザー名フォルダの指定が可能となります。
残念ながらデータフォルダ階層(ディレクトリ構造)が正常ではなく破損または消失している場合にはフォルダ単位のデータ復元はできません。そのようなデータフォルダ階層(ディレクトリ構造)が破損・消失している場合には拡張子毎の復旧となります。拡張子とはデジタルカメラで撮った画像系ファイルの場合には[.jpg]という拡張子となります。この[.jpg]拡張子をもつ全ファイルのデータ復元となります。
データフォルダ階層(ディレクトリ構造)が破損・消失してしまう例としてはリカバリー作業によるデータファイル情報のリンク切れが代表的なものとなります。また障害によってはリカバリー作業を行っていなくてもリンク情報は消失してしまうことがあります。
また、重度障害の中でも機械的な故障が発生している物理障害の場合、ドナーディスクを作成する関係があるため、復旧可能なデータを全復旧となりますのでご了承ください。