外付けハードディスク(USB接続)のデータ復旧方法
昨日まで普通に使えていた外付けハードディスクに、今朝、電源を入れてアクセスしたら、マイコンピュータに何も表示されない。フォルダが表示されない。または、マイコンピュータではUSB接続タイプの外付けハードディスクは認識されているけど、フォルダーが表示されない。『ドライブ○のディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?』とエラーメッセージが表示される。
子供が産まれてからの成長記録の写真データが入っているのにどうしよう・・・。
家族の想い出の動画ファイルがあるのに困った・・・。
会社の大事なエクセルやワードデータを保存してたのに! どうしたら良いのか。
USB接続タイプの外付けハードディスクの故障には主に2種類あります。
論理障害と物理障害
- 論理障害:ドライブ○のディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?と表示される場合や、特定のフォルダやファイルだけが開けない場合、論理障害の可能性が高いです。
- 物理障害:カツン、カツン、ギー、ギーなどの異音が発生している。モーターが回転している様子がない。BIOSで認識していないなど、このようなケースでは外付けハードディスクが機械的に故障してしまったケースです。このような場合、弊社のようなデータ復旧専門業者に依頼するしか対応方法はありません。
データ復旧ソフトを試すなら、データが完全に失われても良い場合だけ
論理障害の場合、データ復旧ソフトで復元できる可能性もあります。ですが、実はデータ復旧ソフトを使ったトラブルが多いんです。まず、フリーや有料を問わず、障害が発生したハードディスクに対して、インストールしてはいけません。
インストールしても良いのは問題のない、パソコンだけです。インストールしてしまうと保存しているデータが上書きされてしまう可能性があるので注意が必要です。
また復元データは障害が発生したハードディスクに保存してはいけません。復元に失敗した場合、元データを破壊してしまいます。弊社に依頼があるUSB接続タイプの外付けハードディスクの多くが、お客様が色々と試され、障害が悪化してしまったものです。
中には、外付けケースだけではなく、ハードディスクを分解されてしまっている方もいらっしゃいました。
そのため、自分でアレコレ試してみるなら、データが完全に失われても良い場合だけに限った方が安全です。
さらにパソコンやハードディスクは、気温が高くなる春から夏にかけて室温や湿度が高い部屋で使用した場合や、タバコを吸う場所やホコリの多い所に置いて作業をしていると壊れやすくなるので、特に注意が必要です。