データを保存するには必ずファイルシステム(フォーマット型式)が必要
「ファイルシステム」は「フォーマット」または「フォーマット形式」と呼ばれるデータを保存する基本的な土台があります。主にハードディスクにデータを格納するために必要となります。
またハードディスクドライブだけに限らず、データを記録するものは必ず、何らかの「ファイルシステム(フォーマット)が存在します。
例えばデジカメのSDカードや携帯しやすいUSBメモリー、一般家庭でも利用されているハードディスク内蔵型のテレビレコーダー、携帯電話やスマホまで、データを記録するためには種類は違っても、決まったファイル形式があるわけです。
このようなファイルシステムは数多くのものがありますが、主にFAT、NTFS、HFS、ext2、ext3、ext4、WAFL、ISO 9660、ODS-5、UDF、HPFS、JFS、UFS、VTOC、XFSなどがあります。またwindowsOSの場合、パーテーション形式には2種類あります。MBRとGPTです。
尚、Mac(Apple製OS)はHFSX 系のHFS+を採用しています。このHFSXはMac OS X自体そのものがUNIXベースとなっています。
HFSXにはジャーナルが追加されてファイルシステム構造の損傷を守るようになり、自動的にバラバラと化したファイルを正規ブロックにするなどのデータ保護機能の1つであるアロケーション機能の最適化等か採用されています。
マックOSとウィンドウズOSでのファイル名の最大文字数は?
尚、HFSXのHFS+のファイル名は最大255文字迄となっています。
一方、windows(ウィンドウズ)OSで採用されているNTFSでは、ファイルおよびディレクトリ名(フォルダ名)には、拡張子を含めて最大255文字まで使用することができます。
NASがLAN環境下でのOSを中継
一般的な家庭やオフィスでは、パソコンのOSはWINDOWSであることがほとんどでしょう。
ですが、デザインや音楽関連の企業や仕事を自宅している場合、マックOSとウィンドウズOSのパソコンが混在する環境となるケースがほとんどです。このような場合、どちらかのOSに準拠するファイルシステムでは、パソコン間で相互に利用できないため、中継サーバーとなるNASの多くはUNIX系ファイルシステムの1つであるext2のファイルシステムを使うケースが一般的です。
例えば、BUFFALO(バッフォロー)製のLINKSTATION(リンクステーション)やアイオーデータ製のLANDISK(ランディスク)などのファイルシステム(フォーマット形式)は、ext2となっています。
尚、NASがネットワーク上から見えなくなった場合にはこちらの記事を参考にしてみてください。リンクステーション(BUFFALOバッフォロー)製の故障トラブル