トロイの木馬 e.tre456_wormに感染していますと表示される原因と対策

エラーメッセージと障害

パソコンでインターネットを見ていたら、突然、保護されていないサイトでMicrosoft社からの警告として「トロイの木馬 e.tre456_worm_Windowsに感染しています。」修復するには「OK」をクリックしてくださいと表示されました。

または「システム警告 Windowsセキュリティシステムが破損しています」などの表示がされるケースがあります。

通常、ウィルス感染の脅威に該当するモノを検知した場合、「感染しています」や「感染しました」と表示されません。

普通は「~が見つかりました」とパソコンユーザーに警告し、「削除」や「隔離」または「無視」するかどうかをユーザー自身がどのように対処するか決定します。

「警告商法」に要注意

Windowsシステムセキュリティ警告

インターネットで色々なサイトを閲覧している最中にページだけでウィルス感染を検出することはありません。つまり保護されていないサイトでMicrosoft社からの警告として「トロイの木馬 e.tre456_worm_Windowsに感染しています。」

または「システム警告 Windowsセキュリティシステムが破損しています」といったメッセージが表示された場合、悪質な「警告商法」と思って間違いありません。

このような「警告商法」では、「ウイルス対策ソフト」のようなものをダウンロードさせて、
ユーザー自身が自分の意思で「ウイルス対策ソフト」をダウンロードし、インストールさせることが目的です。

まあ、悪徳な「広告」と「商売」が合わさったものなので二重に悪質です。気持ちは悪いですが、クレジットカード情報を入力し購入したりしないことが大切です。慌てて、ダウンロードしたり、金銭を振り込んではいけません。

「警告」は何故表示される

パソコンに「システム警告 Windowsセキュリティシステムが破損しています」と突然変な警告が表示されてビックリ!慌てて、閉じたという経験があるかもしれません。

問題なのは、大手のニュースサイトなどで記事を読んでいる最中でも、表示されるケースが良くあることです。

基本的には、「悪質な広告」問題なのですが、一度でも、このような「悪質な広告」が表示されたサイトは訪問しないことが基本です。

広告なので、同じサイトに訪問すると、毎回、「悪質な広告」が表示されて、閉じるのに苦労することになります。

メモリー使用量も増加するので、パソコンが重くなってフリーズしやすくなったりします。セキュリティソフトをパソコンにインストールしていても、「スキャンを実行」しても何も検出されません。

「悪質な広告」が表示され、インターネットエクスプローラー(IE)を閉じれない場合、強制的に終了させるしかありません。

但し、パソコンの強制終了は、最悪、パソコン自体の故障を招く恐れもあるので、プログラムだけを強制終了させる必要があります。

タスクマネージャーの起動

タスクマネージャーの起動

最初に、キーボードの 「Ctrl + Shift + Esc」同時押しで「タスクマネージャー」を起動させます。「アプリケーション」や「プロセス」、「サービス」など幾つかのタブが表示されると思います。

「プロセス」タブから起動中のブラウザを選択し「タスクの終了」をクリックすればブラウザが閉じます。

1. タスクバーを右クリック→[タスクマネージャーの起動]をクリック
2. タスクマネージャーの[プロセス]タブから、広告表示の原因と思われるブラウザーソフトを選択し右クリックし、[プロセスの終了]で強制終了させる。

例えば、インターネットエクスプローラー(IE)の場合、
「iexplore.exe」が幾つか、表示されているはずです。

[プロセスの終了]は、何も選択していないと、グレーアウトしていますが、終了させたい[プロセス]を選ぶと、クリックできるようになります。「iexplore.exe」と表示しているものを全て強制的に終了させれば、パソコン操作は正常にできるようになります。

万が一、それでも、不安な場合には、「iexplore.exe」と表示しているものを全て強制的に終了後、パソコンを再起動させれば万全です。

アドウェア(スパイウェア)の感染阻止

ポンプアップ広告

アドウェアは「アドウェア広告」と呼ばれることがあるように、「広告表示によって収入を得ているソフトウェア」です。

「アドウェア広告」が表示されるようになるきっかけは様々ですが、良くあるパターンの1つとして、インターネットの無料ソフトをインストールした結果、広告が表示されるようになったというものもアドウェアの可能性があります。

ポンプアップで広告が表示されるというだけであれば、迷惑な広告だけの話ですが、このアドウェアの中にはインストールされたパソコン内の情報を不正に収集し外部に送信するようなスパイウェア活動として動作するものもあるため、特に企業のパソコンの場合、「アドウェア広告」が表示されるようになったら、若干、注意が必要です。

つまりアドウェアとは「フリーソフトと一緒にインストールされて、ブラウザーを開いている途中で広告の表示を行う」また「スパイウェアとして動作するものもある」

そのため、個人のパソコンなら特に気にする必要はありませんが、ウィルス対策ソフトをインストールしてない場合には、インストールしておいた方が良いでしょう。

トロイの木馬 e.tre456_wormに感染していますと表示される原因と対策のまとめ

  1. フリーソフトは安易にインストールしない
  2. 企業のパソコンでは、基本的にフリーソフトは使用しない
  3. 「アドウェア広告」が表示された場合、「タスクマネージャー」の「プロセス」からブラウザーの実行ファイルを強制終了する
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