机の上から落下し物理障害が発生したHDDのデータ復旧は可能か?
弊社のデータ復元サービスの中でもお客様からお問い合わせが多いのが、「バッファロー製やアイオーデータ製の外付けHDDを机の上から落としてしまったけど、データ復旧をすることは出来るのか?」、「床の上に置いて電源を入れてあった外付けハードディスクをペットや子どもが遊んでいて倒してしまったけど、データ復旧することは可能か?」などパソコンにUSBケーブルで接続するタイプの外付けハードディスクに関するトラブルでのご相談が非常に多くあります。
外付けHDDは年々大容量化しており、2TB、3TBといったものも普通になってきました。
そのため大学や研究機関などの累積した研究データや子供の写真や動画など成長を記録した画像などバックアップしていない場合、その損失は甚大です。
電源のオン、オフで大きく分かれる復旧率
このような外付けハードディスクを落下させたり、倒してしまった場合のトラブルは、その状況によって復旧できる可能性が大きく違います。
- 電源が入っている状態だった
- 電源は入っていなかった
障害が重たくなりデータ復元できない可能性があるのは【①の電源が入っている状態だった】場合です。
外付けHDDの電源が入っていた場合、複数の箇所が故障し、損傷するケースが多いからです。
通常、電源が入っていなかった状態で机の上から落下させたり、床に倒してしまった場合にはモーターの軸のみが故障するケースがほとんです。機械的に内部故障を発生するため、重度障害、物理障害に区分されますが復旧率は非常に高い確率で復旧可能です。
ですが、【電源が入っている状態だった】の場合、モーターの軸だけではなく、データの読み書きをおこなうヘッドや、データが記録されているプラッターという記録面にまで損傷が発生しやすくなります。
特にプラッターの記録面にスクラッチ損傷(ヘッドによる引っ掻き傷)が発生してしまった場合などのケースでは、その損傷度合いにもよりますがデータ復旧は非常に困難になります。
家電量販店やパソコン出張サポートでは復旧出来ません
最近では家電量販店でもデータ復旧サービスをおこないますという宣伝をしているところも多くありますが、このようなパソコンサポートレベルで復旧できるのは軽度な障害のみです。
市販のデータ復元ソフトを購入すれば、個人でも充分に復旧できる程度のレベルしか対応していません。
外付けハードディスクを落下させたり、倒してしまった場合などの重度の障害レベルには家電量販店のPCサポートでは対応できないのです。
というのもHDD内部が機械的に故障した物理障害・重度障害の場合にはクリーンルームなど設備の整った環境下での作業が必要となるからです。
ヘッドが故障すると通電後、「カッツン、カッツン」「カチン、カチン」「ジィー、ジィー」といった連続した異音が発生するケースがほとんです。
このような異音が発生した場合には通電することを極力避けて、弊社のデータ復旧サービスまでご相談ください。
業界平均の7割以下で復旧可能
外付けハードディスクを落下させたり、倒してしまった場合のトラブル、物理障害の場合、他社では35万円前後するケースがほとんですが、弊社データ復旧サービスなら平均で30%OFF、業界平均の標準価格7割以下で復元可能なケースがほとんどです。
機械的に故障してしまったHDDの場合、通電作業は間違いなく障害を悪化させてしまいます。最悪、弊社で復旧可能だったHDDでも、トラブルが発生した後、お客様の通電作業によって2度と復旧出来なくなってしまう可能性がありますのでご注意ください。