HDDの論理障害とは
目次
削除してしまったデータ
上書きされていない以外は100%復旧可能です。
上書きされた場合はそのデータのバックアップを検索して下さい。
フォーマットした場合
フォーマットやハードディスク(記憶装置)種類の違いによりフォルダが消えてしまう事があります。
またフォルダが消える事が有りますが、ファイルは残っている可能性があります。
ファイル移動によりデータが消えた
OSの異常または記憶装置の物理障害が考えられます。
ファイルの移動には通常通り移動する場合と、データ位置を書き直す場合の2種類があります。
マスターブートレコードの修復(ハードディスクの場合)
「フォーマットしますか」と言うメッセージが表示される場合はMBR等の異常が考えられます。
MBRの異常原因としてはウイルス等による論理障害の他、物理障害も考えられます。
MBRの障害は、MBRのバックアップが残っている場合はデータ復旧(リカバリー)可能です。
論理障害によるパソコンの症状
パソコンが論理障害を起こしはじめると下記の症状があらわれますので注意が必要です。速やかにデータをコピーし、バックアップを取った方がいいでしょう。
(1) データの読み込みや書き込みでエラーがでる。
(2) フォルダーが開けない。
(3) 表示が異常に遅い。
(4) 異音がする。
(5) アプリケーション等のインストールができない。
(6) データの保存に異常に遅い。
OSが起動しない。MBRの異常・消失
パソコンの電源を入れると最初にROMに記録されているBIOSが起動します。ここで問題がなければBIOSはブートディスクを探します。
これを「BOOT SEQUENCE」と呼び、通常はFD、CD-ROMまたはハードディスクです。ブートディスクが決まると最初にセクターを読み込みます。
この最初のセクターのことを「MBR(マスターブートレコード)」と呼び、ここにOSの起動プログラムが記録されています。MBRはハードディスクの一番最初のセクターで512バイトです。このMBRが壊れてしまうとパソコンはOSを起動することができなくなります。
MBR等の論理障害を起こすと下記、エラーメッセージが表示されます。
- OPERATING SYSYEM NOT FOUND
- NTLDR is missing Press Ctrl+Alt+Del to restart
- DISK BOOT FAILURE~とエラーメッセージが表示されます。